夢の駅へ行くには・・
夢っていいもんですか?
夢ってすばらしいですか?
夢はもつべきですか?
ブルーハーツには「夢」の文字が入っているタイトルの曲が2つあります。
有名な『夢』と、少しマイナーな『夢の駅』です。
どちらもとてもすばらしい曲です。
ただそれぞれの良さはまた違います。
『夢』は夢に対しての爆発しそうな気持ちを歌っていると思います。
それに対して『夢の駅』は夢を持つことで生まれる哀しさみたいなものを歌っているような気がします。
もちろんこれは自分個人の意見で捉え方はそれぞれで、人それぞれの捉え方ができることがブルーハーツの良さだと思います。
夢の駅はどこか悲しく、どこか優しいそんな曲です。キャッチーなリズムで始まるパンパンというフレーズ・・、映画を観に行く理由が悲しい場面を忘れるため、電車がどこかの駅を通り過ぎたことを告げた後ホームには泣きながら手を振る人の姿、本当のお別れのアナウンスが流れ夢の駅の到着を告げる・・。
人は夢を追いかけるなら何かを犠牲にしたり、誰かとお別れをしたりすることが必ずあります。歌詞に出てくる"勇気"は夢の駅へ向かうために必要な〈人と別れる勇気〉のことを示しているように思えます。
甲本ヒロトさんはとても人の心がわかる人だと思います。そんな甲本さんが大学を中退してまでロッカーを目指すなんてことをすることは、その夢がよほど諦めきれないものだったんだと思います。だって、両親に小さくない心配はかけるでしょ?泣きながら普通に働いてほしいと願う恋人だっていたかもしれません。
自分を大切に思っている人ほど、不安定な道に行かせること拒み、心配します。甲本さんにとって自分を愛してくれる人にそういう思いをさせることはとても辛いことだったと思います。
それでも彼はロッカーになりました。自分を愛して人を泣かせてまでロッカーになりました。
その結果本当のお別れを告げることもあったと思います。。
自分にはそういう夢があるから生まれる別れなどの辛さを歌っていると思いました。
ただブルーハーツが単純に辛さを歌うことなんてありません。歌詞の所々に優しさを感じます。
パーンと弾ける玉や風船を思い浮かばさせることで陰鬱な感じを消す、夢を追いかけるために別れることを選択する勇気を映画に見つけ出そうとする、通り過ぎるホームで泣いてる人が泣いていながらも自分に手を振ってくれている描写は自分のことを愛しているからで、最後には自分の進む道が沢山の幸せが迎えてくれる駅に向かっていることを示していると思います。
短い歌詞にこれだけ哀しさと優しさを持てる歌詞が作れるのはすごいと思います。。
正しい解釈かはわかりません。でもとても優しい気持ちになれます。
『夢の駅』は自分の宝物です。
追記:自分は"思います"という言葉が多く使い、あまり断言的な言葉つかわない傾向にあります。それは、断定的な言葉を使うには何かを否定しなくてはならないからです。あくまでも主観で誰かを傷つけたくないからだと思います。。
読みにくいとおもいますが、自分の言葉はあくまでも自分の主観からきていることが大切にしたいです。。